ぐるっと浅間 楽名山   本白根山に登ろう!(もとしらねさん)
写真で綴る登山案内 / 実地踏査;2007,9,22 / 写真はクリックで拡大できます
Since Sep.22,2007
現在の草津白根山
(クリックで詳細画像)
草軽交通バス時刻表
西武高原バス時刻表
次世代 監視・観測システム OBIS
写真で綴る登山案内:本白根山に登ろう!(本白根山 登山)
北軽井沢
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天気予報(万座温泉)
白根山(湯釜)、逢の峰、本白根山を合わせて、「草津白根山」(日本百名山)と呼びます。
観光地として人気のある白根山(湯釜)とちがい、本白根山は山旅気分が味わえます。
短時間で山頂に立て、コースに変化があり、しかも晴れていれば抜群の眺望です。
「中央火口(から釜)」「鏡池火口」なども通るので、火山観察にも最適です。
長野原町羽根尾付近から見た
本白根山 なだらかな山容です
国道292号線
草津温泉を抜け 白根山を目指します
自動車でどんどん高度を稼いでいきます
この道路には路線バスもあります
白い山肌の白根山が見えてきました
白根山の駐車場(有料)に駐車して
サア出発!
国道をはさんで駐車場と反対側に
シャトルバスの乗り場があります
本白根山登山口行きの無料シャトルバス
本来は白根火山ロープウェイの送迎用ですが
一般の人も乗せてくれます
特に時刻表はなく ピストン輸送です
弓池と白根山を右に見ながら進みます
バスに載らなくても 歩いて15分程度
逢の峰東麓を捲く山道や
逢の峰山頂経由のコースもあります
バス終点の案内板
ここで地図を頭に入れておきましょう
拡大画像(PDF)
バス道を少し戻って
スキー場ゲレンデに向かいます
ゲレンデ下にある「いもり池」
妙高にも同じ名前の池があります
リフト右の斜面を登ります
片道350円のリフトを利用すると
このコースはほとんど「登り」がなく
山頂に立てます
環境「省」が設置した自然観察の指導標
コース中 随所にあります
とても勉強になるし 歩いていて楽しいです
ゲレンデを抜けると 樹林帯に入ります コース中唯一の急登
あせらず ゆっくりと
コミヤマカタバミ
(小深山酢漿草)
木の根元の「うろ」の奥に
何カ所か「ヒカリゴケ」が見られます
*標識はないので 探してみてください
リフトからの道と合します 10月には美しい紅葉が楽しめます
しばらくは木道を行きます
コースは非常によく整備されています
「入山者カウンター」なるもの
リンドウ・・・ですが
花は終わっていました
樹木の実験林のような4種類の針葉樹
よく読んで 実物でちがいを観察
全コース標高2000を越えるので
全体的にダケカンバ(岳樺)が多いです
火口壁の指導標
このコースは指導標が非常にしっかりしています
本白根山の中央火口
現在は活動を休止した巨大な凹地です
深田は「古代ローマのコロシアム」
と形容しました
コマクサが非常に多いのです
(2007年8月撮影)
10月でも奇跡的に咲いている
ことがあるので あきらめないで!
整備された歩道
コマクサや高山植物保護の為
歩道敷から絶対に出ないようにしましょう
道は中央火口を半時計方向に
ぐるりと半周します
火口底にカモシカがいることがあります
餌を食べていると動きが遅いので
なかなか発見できません
かなりそばまで寄ってきます
もちろん人を警戒しています
カモ「シカ」ですが 豚に近い仲間です
顔はハンサムではありません
こんなに近くまで寄ってきます
登山道を横切って上に行きたい仕草です
よけてカモシカに道を譲りましょう
山頂に着いた人々が見えます
早く着きたいなあ
万座温泉への分岐点
かつて本白根山は万座温泉の湯治客の
いいレクリエーションだったそうです
山頂への最後の急登
しっかりした木の階段があって 助かります
火口反対側の登山者が見えます
叫べば会話も可能
サア山頂!
小さい子どもも元気に登ってきます
山頂は開けた視界で
晴れていれば眺望も抜群
この日は薄曇りでイマイチでした
浅間隠山(左)と鼻曲山(右)
山頂をあとにして
来た道と反対の斜面を降ります
山頂は火口壁の一部とわかります ちょっと登ったところにある指導標
右に鏡池火口が見えます 鏡池 火口跡にできた湖水です
「構築土」と呼ばれる
珍しい湖底地形があるそうです
ちょっと道をそれて 湖畔に行ってみましょう
まさに「鏡池」 静かな山の湖水です
鏡池から下山道に戻った場所 木道がありますが
注意書きの通り かなり脆弱
特にぬれている時は 相当危険
急な下りです
このコースは「不可逆反応」です
つまり逆コースはお勧めしません
殺生方面への分岐
このコースもなかなかいいらしいです
最後の指導標
ここから終点まで20分ほどです
よく踏まれた歩きやすい歩道
最後に深く切れ込んだ沢を渡ります
ハシゴがかけてあります
沢を越せば もう間もなく終点です
シャトルバスか徒歩で
白根山駐車場に戻ります
時間と元気が残っていたら
向かい側の「逢ノ峰」に登ってみましょう
スキーゲレンデを登ります
振り返ると向かい側のゲレンデ
15分の急登で山頂です
立派なあずまやがあって 一休み
白根山の監視カメラがあります
逢ノ峰山頂から見た現在の白根山
山頂からはすばらしい眺望
白根湯釜の外輪山と弓池
それに駐車場がよく見えます
下山道はガレの急坂です
展望を楽しみながら
ゆっくり下りましょう
本白根山概念図(印刷用・PDF) 国土地理院の地形図利用規程